JCUnit 0.5.1 リリース(更新)
(早速機能拡張をしてるので、10/5現在の最新版は0.5.4です。
JCUnit 0.5.4リリース。 - jcunit's blog
)
今回の目玉は何といってもFSM(有限状態機械)のサポートだ。github.com
ユーザがSUT(テスト対象ソフトウェア)を有限状態機械としてモデルすると、pairwiseを使って、カバレッジもよくて件数もそんなに多くないテストスイートを自動でつくってそのまま実行してくれるという(私にとって)夢のような機能だ。
まあ、ほんとにカバレッジが十分にいいかとかは、これからちゃんと評価するのだけれど。
実際にはテストケースの生成はpairwiseでなくても別によいので、JCUnitによるモデルベーステスティング(Model-based testing, MBT)のサポートと言ってもよい。
三月くらいにJCUnitによるFSMサポートを作っていたときはこんなもんちょっと頑張ればあっという間だろうと思っていたのだが、仕事が忙しくなったり、入れ子になった有限状態機械を取り扱う仕組みがなかなかよくならなかったりでずいぶんとてこずってしまった。
こつこつと作りつづけ、一応は形になったので、0.5.1としてリリースする。
てこずっただけあり、実用上(少なくとも自分に)必要な機能はこれで網羅できたと思う。ドキュメントも頑張って書いたので、以前に書いたブログのエントリよりもわかりやすいと思う。英語だけど。
mavenのcoordinateは以下。
<dependency> <groupId>com.github.dakusui</groupId> <artifactId>jcunit</artifactId> <version>0.5.4</version> </dependency>
(この数日で早速バグフィックスや拡張を入れて0.5.4をリリースしているので、更新しました)
テストは整理して充実させる必要があるし、若干迷っている箇所もある。(といっても外部仕様に影響しそうなのは@ParametersSpecの仕様だけだが)
Future worksのセクションに書いた点のうちいくつかは0.5.xの間にサポートされるかもしれない。
なんにしても、0.5.xを使って実例を積み重ね、そののちに0.6.xをリリースすることにしたい。